2019年03月

・元ARIのOlsen Pierreと契約、またCody Latimerと再契約しました。共に詳細は不明。OlsenはまたまたのBettcher繋がりですね。Latimerは去年3番手WRとしてチームを支えてくれたので戻ってきてくれて嬉しいです。



・Mockでの指名予想が多すぎて半ば指名することが確定事項になりつつあるように見えるDwayne Haskins。気になったので彼の長所・短所について書かれてる記事を探して翻訳してみました。よく分からなかったところは原文併記しておきます。私見も書いてみようかと思いましたが量が多くなったので割愛。


DRAFTWIRE(2月10日の記事)
長所
・ミドルまでのパスの確かな肩の強さ。彼のプレイメーカーに素晴らしいパスを投げる。フェード・バックショルダー・カムバックのパスを効果的な精度とタイミングで投げる。
・優れた視野と判断力で素早くパスを投げられる
・ヒットを受けることも厭わない
・サイドライン際へのパスでも自然なタッチを見せる
・十分な機動力とポケットワークを持ちスクランブルでも数ヤード稼げる
・どんな劣勢であろうとチームメイトを信頼できる
・1年目のスターターにも関わらず、信じられないほどクラッチなプレイメーカーであり、ゲーム中にはタフネス、キャラクター、リーダーシップ、そして落ち着きを見せる

短所
・フットワークに難があり、しばしば後ろに重心が残ったままの手投げになる
・ボディーリズム及び体重移動が安定しておらず、特に動かされたときに顕著になる
・プレッシャーにテンポと判断力を狂わされることがあり、投げ急がされたときに苦戦する
・プレッシャーに崩されやすく、またポケットが壊されると落ち着きが保てず視野が非常に悪くなる
・ダウンフィールドへのパスはオーバースローになることが多い

 1年目のスターターとして、Haskinsは勝者、単純明快、そして最も重要な立場での素晴らしいリーダーだ。最高峰の舞台の1つの中で50ものTDパスを決めるプレーヤーはなかなか現れない。
 Haskinsはクリーンポケットとリズムスローを信頼するWCOの確かなスターターに見える。彼はポケットの中からのミドルまでのパスの正確性と判断力によって共に勝利するだろうが、ダウンフィールドへのパスの正確性とパスカバーの頭を超えて落とすパスのタッチとロフトに苦労するだろう。より高いレベルでプレイするためには彼のフォームの改善が重要になってくる。
 NYG,JAX,DEN,MIA,WASのような悲惨な状況の中QBを探すチームがあり、QBクラスが不作と言われている中で、Haskinsは機動力、肩の強さ、そしてフットボールIQといったTOP10評価に値するNFLスタイルの武器を持つプロスペクトだ。

予想順位:TOP10

DRAFTTEK(1月18日に書かれたもの)
長所
・A+の肩
・決断の速いリズムパサー
・守備を読むのが上手い
・プレスナップリードに拘りすぎない
・ポケットワークがいい?(good pocket awareness どちらかというとラッシュを感知するのが上手い?)

短所
・フットワークが不安定
・ターンオーバーを減らす必要がある
・プレッシャーがかかるとパニクる
・劇的な場面で急ぎすぎる?(gets too caught up playing hero ball
・一年しか先発経験がない

 Dwayne Haskinsは間違いなく今年のドラフトQBのトッププロスペクトだ。彼には守備を読みタイトウィンドウに投げ込める素晴らしい肩があり、また信じられないほどフットボールIQが高く的確なプレスナップリードとオーディブル能力を持つ。3年以上カレッジで先発したQBほど洗練されていないが、私の意見ではトップ20のタレントだ。幾らかのチームが彼を潜在的なフランチャイズQBとして獲得するためにトレートアップすることがあっても驚きはない。

似ている選手:Jared Goff(LAR)

・LOCKED ON JAGUARS

長所
・ミドルまでのパスの速さと正確性はトップクラス
・プレッシャーを感知する能力はシーズン通して成長してきた
・フィールド半分だけ見る分には判断は速い
・動けて、ヒットを受けることも厭わない
・ミドルまでのパスのタッチは安定している
・1年目のスターターとして正確なタイミングでパスを投げる?(Times drops/release with receiver route breaks well for a first-year starter
・レシーバーをガン見しない

短所
・ディープボールを投げる際のフットワークが安定しない
・スクランブルするべき時にすることを躊躇う
・理想的でない状況で劇的な活躍をすることは難しい?(Can try to hard to play “hero-ball” in less than ideal situations
・フィールド全体を見渡す経験に欠ける
・先発経験が1年しか無い

NFL.com
長所
・若いときからこの時のために訓練してきた?(Groomed for this moment since he was young
・貴重なパス製造能力
・Mohamed Sanuに助言を受けている
・自分自身を守る術を知っている
・勝つための賭けを厭わない?(Will bet big to win big
・チャンスを引き寄せる自信を持ちゲームを変えるパスを決める
・NFLでのリーダーになれる素質を持つ
・自然なパスモーション
・素晴らしい肩の強さ
・ボールをちゃんと持った状態でフィールドを見渡し、ターゲットからターゲットへ脚が動く
・パスカバーと空いてるスペースによってパスの軌道を変えられる
・ヒットを受けることも厭わない
・型破りな角度からのパスも決めることが出来る
・Edgeプレッシャーを感知できる
・ポケットワークが上手い
・ラスト4試合で爆発的でクラッチな活躍を見せた

短所
・経験の少ないプロスペクトが成功した例が殆ど無い
・早い順位で取られるだけの逆境を跳ね返す例に欠ける
・体の開きが早い
・重心が後ろに残りがち
・ゾーンカバーの攻略方法を向上させる必要がある
・ディスガイズに釣られやすい?(Baited into bad decisions on high-low reads)
・下がるLBへの注意が足りない
・予期してのミドルパスを改善する必要がある
・プレスナップリードが外れた時それを捨てる必要がある?(Has to be willing to come off primary reads when coverage dictates it
・プレッシャーがかかった時の判断力を改善する必要がある
・パスのタッチを良くする必要がある
・走りながらのパスの精度は平均以下
・トラブルから逃げ切れない平均以下の機動力
・スクランブルが遅い
・不注意とスナップへの集中力不足からのファンブルが多い

 サイズと肩の強さには恵まれているが機動力は限られるHaskinsは今年のプロスペクトの中では貴重なタイトウィンドウに投げ込むことが出来るチャンステイカーだ。彼の経験は非常に浅くパスカバーを読み違え判断が遅くなりがちだ。これは経験の浅いQBとしてはよくあることだが、HaskinsはNFLのスピードと彼を打ちのめそうとするDCに対抗する術を学ぶことを強いられる。彼の機動力の限界は彼をポケットの中に留めるが、彼を守り早期に成長させることが出来ればNFLのスターターを務めるのに十分な肩の強さ、自身、ポケットワークを持っている。

似ている選手:Drew Bledsoe

NFL Draft QBs
参考にした試合:Penn ST,Purdue,TCU
長所
・動きながらでも空いてるレシーバーを探せる
・パスを投げるモーションが速い
・軽く投げても十分なパスのスピードを出せる
・十分な機動力、しかし40ヤード走は4.85-4.9秒辺りだろう(編注:コンバインでは5.04秒)
・ポケットワークがいい
・ラインにプロテクションの指示を出せる
・Sの動きを見るのが上手い
・滅多にサックされず、プレッシャーから逃げ切れないときは投げ捨てる

短所
・プレッシャーを受けるとパスのメカニズムが崩れる
・ボールプレイスメントは安定せず、浮きがち
・サックされることは無いが、ボールの持ちすぎでヒットを受けることが多い
・体の開きが早く後ろ脚に重心が残っている

その他
・ほぼショットガンからのプレイ
・スクリーンが多い

プロスペクトとしての評価:1巡中位、スターターは務められるだろうが一流になれるかは分からない

 Haskinsを評価することは奇妙な体験だった。各試合を見た時、彼があまり上手くプレイ出来なかったと思っていたにも関わらず、後でメモを見返すと長所が短所を圧倒していた。これは2つのことが考えられ、どちらが正しいのかわかっていない。(1)私が最も問題だと思ってる彼のボールプレイスメントが他の全てを圧倒するほどに悪い(2)彼はあなたが望む全ての能力を持っているがそれがいまいちピンとこない。私はどちらかというと後者であると考える。彼のスキルセットは非常にDerek Carrに似ているように思える:自然な肩の強さ、十分な機動力、速いパスモーション。またプレッシャーが来るとパスのメカニズムが崩れることも似ている。大きな違いはHaskinsは最後までボールを持ち続け多くのヒットを受けることになるが、Carrは可能な限り早くパスを投げようとする(今年は多くのヒットを受けたが)

似ている選手 :Derek Carr
理想的な成功例:Carson Palmer

THE DRAFT NETWORK
Crabbs
最大の長所:肩の強さ
アウトルートやサイドラインへのパスの速さは注目に値する。彼がパスを投げ終える頃には既にパスはレシーバーに届いていてまた本当に自信を持ってボールにトルクをかけることが出来る。ロングボムを投げても失速することがない

最大の短所:プレッシャー耐性
 パスラッシュでのプレッシャーは彼の最低のパフォーマンスを引き出す。プレッシャーを躱す能力の限界は明らかでありまたプレッシャーがかかると硬直する。しかしながら、2ミニッツオフェンスや3rd/4th downをこなすという意味でのプレッシャーは全く問題にしない。

気になる故障箇所:無し

 Haskinsは典型的なポケットパサーである。彼に最も合ったオフェンスは彼のその場所へのパスの正確性を活かし、また彼の緩慢なドロップバックとポケット内でのボールの持ちすぎを誤魔化すための中央へのパスを多用するものだ。Haskinsの限界はプレッシャー耐性を身につけるかどうかではなく、どれだけレシーバーの見極めを素早くし、また正確なロングパスを投げられるかどうかで決まるだろう。


Ledyard
最大の長所:ミドルまでのパスの正確さ
 ミドルまでの彼のパスのコントロールとタイミングは素晴らしい。球離れが早くレシーバーにRACを稼がせる事が出来る。

最大の短所:ロングパス
 彼のフォームの悪さによるものかロングパスの正確さは無い。素晴らしいロングパスを生み出すにはレシーバーがボールの落下地点に合わせるための時間を多く要する。CBにさせてはいけないダウンフィールドでのプレイメイクを許す。

気になる故障箇所:無し

 Haskinsが2019年最高のQBプロスペクトだというのならそれは悲劇だ。パスの正確さと素早いレシーバーの見極めによりミドルまでのパスは素晴らしいが、それ以上のことを求めるとバグる。Haskinsは一年目のスターターとして幾らかの改善が期待できるが、彼がより素晴らしいパサーになったとしても、彼のフォームと正確性はより難しいパスを投げる際の足枷となる。
 叩かれそうな奇妙な比較だが、HaskinsはAlex Smithと似ているように思える、ただし彼よりフォームが悪く機動力も無いが。正確性、または肩の強さの懸念からディープボールを躊躇い、どちらかというと自信のあるショートからミドルへのパスを使うようにしている。どちらのQBもタイトウィンドウかディープゾーンに投げるしか無い時、それを投げるための完璧な条件を求めた結果ポケットの中でボロボロに成り得る。Smithのように、Haskinsは1年目のスターターを務めるためにメンタルを研ぎ澄ませたが、Smithの全盛期に匹敵するにはまだまだ改善が必要となる。
 彼の限界によりHaskinsに大きなリターンがあるとは思っていないが、HaskinsはWCOに使えるスターターになるとは思っている。彼はレイアップを外さずチームメイトがパスを受けて成功することを願うパス第一のポイントガードだが、中心選手になることを求められると次のレベルですぐに圧倒されるだろう。

適正順位:3巡下位


Marino
最大の長所:短いパスの正確性
 ショートからミドルにかけて、フリーになるところに投げてRACを稼ぐチャンスを生み出す。

最大の短所:フォーム
 特にスピードアップを求められた時激しくばらつく。前脚が硬くなり後ろ脚が遅れた結果リリースポイントが定まらず正確性に影響が出る。脚をちゃんとセットするように彼のフレームを同期させる必要がある。若干のワインドアップがあるが大きな支障には至らない。

気になる故障箇所:無し

 70%のパス成功率と4831ヤード、50のTDに対して8のINTという実績を以てHaskinsは2018年のBig10のQBとして歴史的なシーズンを終えた。彼のポケットの中から短いパスを素早く投げる能力はWCOにうってつけだ。とはいえ、NFLで通用するためにはフォーム、判断力、そしてロングボムの精度をまだまだ改善する必要がある。大いに成長する必要がある経験不足のカレッジQBとして、HaskinsがすぐにNFLのスターターになることは期待していない。NFLで通用するとは思うが、そのためには彼の周りを一流の選手で固める必要がある。

適正順位:2巡



 確認した限りでは以上になります。結構意見がバラけてますが肩が強さ、ミドルまでのパスの正確さ、ポケットワークの上手さ、フォームの悪さ、経験の無さといった点の評価が共通していて、プレッシャー耐性、機動力、守備を読む能力と言った点が食い違っているようです、。

・3人の選手と契約+2人の選手と再契約+1人の選手と接触



 オフェンスではWR Golden Tate、ディフェンスではEdge Markus Golden、S Antone Betheaと新たに契約しました。Tate以外の2人の金額は不明。
 ディフェンスの2人はBettcherディフェンスを知っているはずの元ARIの選手ですね。
 3度のプロボウルに選ばれたAntone Betheaとは2年契約。BetheaもPeppersもSS寄りの選手のようなんですがどうなんでしょう?2ディープを基本にするんですかね? 
 Golden Marcusとは1年契約になります。2016年にはBettcherの下12.5sackと4FFを記録しましたが翌2017年にACL断裂、2018年は11試合で2.5sackという結果に終わりました。Bettcherの下での復活に期待がかかります。
 Tateは気づけばOBJだけでなく3番手以降の選手も軒並み契約が切れていなくなっていたWR陣への貴重なテコ入れ。大物ではありますがディープスレッドではないので役割的にもOBJの穴埋めという訳では無いでしょう。そもそもOBJの代わりになれる選手が何人NFLにいるのか。 契約内容は4年$37.5Mの$23M保証。細かい内訳は分かりませんがスロットとはいえ昨今のWRの高騰を考えるとまあまあいい感じで取れたのはないでしょうか?年齢やGMのデッドマネーを恐れない点を見ると本当に4年いるかは分かりませんけど。
 気になるのはチームには既にSterling Shepardという優秀なスロットがいるということ。どちらかをワイドアウトとして使うつもりなのかもしれません。
 DB Antonio HamiltonとCB Tony Lippettとも再契約しました。こちらは内訳不明。
 その他の動きとして元MINのOG Mike Remmersと接触。2017年にShurmurの下にいた選手ですね。去年はOGでしたがTも出来るそうです。どうなるか注目したいと思います。

・Pro DayにてKyler Murrayと面談 先日行われたOSUでのPro DayにてHC Shurmur、OC Shula、VP Chris MaraがKyler Murrayと面談を行ったそうです。
 NYGは最もMurrayに興味を示したチームで、Murrayを会見に30分遅刻させるほど長い間面談を行っていたとのこと。
 Shumurはコンバインの時にもMurrayを絶賛していて、彼のフィルムを素晴らしいと評価し、懸念される身長に対してもRussell Willsonがスーパーボウルで勝利したことやカレッジでパスを叩かれた事が5回しか無いことから特に気にしていないと発言するなどといった様子から大いにMurrayを買っているようです。

「恐らくどこかのチームがNYGにトレード打診したのを面白がって一部記者が言ってるだけでしょう。もし本当なら数日以内に結果が出ると思います。」
 昨日こんなことを言っていたら今朝こんなニュースが。   タイトルのとおりOBJことOdell Beckham JrがBrownsへトレードされました。噂自体は散々されてましたが実際に起こるとは思っていなかったです。
 確かにEliが妙にOBJと合っていないようなところや(エースレシーバーと合わないQBってなんだよ)勝負所ではShepardの方を頼りにしてる節があったこと(これも体感で実際はPFF曰くOBJを頼ることが多かったらしい)、OBJのいなかった昨シーズンの最後の4試合TEN戦こそ零封に終わったもののそれ以外の3試合では最低得点27の平均25.5得点だったことを考えると
5000京歩譲れば分からなくも無いです。ただしそれはあくまで昨年のEliとOBJの関係のみを見た場合の話であり、Eliの次のQBの頼れるレシーバー及び次のQB候補を失ったことを考えるとやっぱり謎です。あの超大型契約は一体何のために結んだというのか。
 OBJを出して得た対価は今年の1巡(17位)と3巡(95位)に加えてS Jabrill Peppers。正直今年の2巡と来年の1,2,3巡が足りない気がします。それは言いすぎだとしても今年の2巡か来年の1巡は欲しかった。欲張りすぎると言われようがOBJはそれだけの価値がある選手だと思います。
 Peppersは適正ポジションがSSということもあってLandon Collinsの穴を埋めることを要求されます。軽く調べた限りではPFF GradeこそCollinsより上ですがCLEでの立ち位置は3年目の飛躍が期待される選手といったもののようで光るものこそあれどここまで特別目立った活躍は無かった様子。
 指名権に関しては去年に引き続き2日目までに4つの指名権を獲得することになったのですが正直このGMに任せなきゃいけないのか考えると暗澹とした気持ちになります。去年の2日目までに指名した選手は少なくとも外れでは無かったということが唯一の救いでしょうか。正直今年になってからあれこれ言い出すくらいなら去年QB取っとけよと思わなくも無いですが。

 ドラフト前にしてシーズンが終わった気分です。去年のOAKの大放出を呑気に見てたら自分の応援してるチームにも思いっきり降り掛かってきました。前述したようにいくら指名権が増えようがGMが信頼できないという点が一番きついです。

・S Landon Collinsが6年$84MでWASへ移籍

 タグを貼らず本人も別れを告げるツイートをしていたため移籍は確実だったCollinsでしたが新天地に選んだのはWASでした。
 総額もそうですが6年で$45M保証は結構大きく出たなという印象。年$14Mのサラリーは現時点でSとしては最高額であり、今年は多くの有望Sが市場に出たためS軽視の兆しが出てきたのかと思ってましたがそんなことはなさそうです。CollinsがINTしたボールをShurmurに渡すなんて事が起きないことを祈るのみです。

・OLB Oliver Vernon+全体132位指名権をCLEのOG Kevin Zeitler+全体155位指名権とトレード
 NFLだとあまり見ない気がする選手同士のそれなりの大型トレード。このトレードにより$1.5Mのサラリーキャップを確保したとのことで、更に契約の再構築により最大$6Mの節約も可能になるだろうとのこと(ソースはこちら


 PFFによるとZeitlerは去年のOG全体で6位のグレードと1位のパスプロ能力を持つ優良選手とのことなので期待大。ランブロッキングも良く全16試合に先発というのも好材料。
 気になる点は去年のCLEはHue解雇の前後で全く別と言っていいチームでありKitchensが暫定OCになって以降はOLが大きく改善されていたのでKitchens&Bakerによって評価が底上げされた選手かもしれないこと、つまりShurmur&Eli or 新QBだとボロが出る可能性があるのではないかというところでしょうか。
 一方Vernonを失うことになるわけですがこちらの評価は難しいです。NYGに来て3年で一度も二桁サックを記録したことは無いですがそれでも去年の7サックはチームトップですしPFFによるとNYGに来てからの3年間で与えた192のプレッシャーはこの期間でNFL全体で16番目に多いものだったそうです……何とも評価しにくい数字ですがそもそもMIA時代でも二桁サックを記録したのは一度だけなのでエースパスラッシャーとして迎えるのが間違いだったのかもしれません。
 何れにせよ怪我がちなこともあって契約に見合った活躍だったとは言い難いのですがじゃあ穴は簡単に埋まるのかと言われると怪しいのもまた確かです。そもそもカバーがザルすぎてパスラッシュどうこう言える段階ではなかったという可能性もあるので。

・選手との契約更新状況
 詳しくはこちら。TE  Scott Simonson,WR/KR  Corey Coleman,C  Jon Halapio,C  Spencer Pulley,QB  Alex Tanney,OLB  Jordan Williams,FB  Elijhaa Penny,K  Aldrick Rosasとは契約更新とのこと。こう見るとオフェンスの選手とは結構更新してるんですね。まあ来季の開幕ロースターが決まったわけでも無いですし面子的にも出ていかれて困る選手はRosasだけではあるんですが。
 少し気になるのはQB  Alex Tanneyとの契約更新した点。現在契約下にあるQBはEli,Lauletta,Tanneyと既に3人いてチーム状況的には今後一切QBを取らないとは考えがたい。となるとQB4人体制になるのですがそのまま開幕を迎えることもまた思えないので結果的に誰かが出ていくことになるのですが問題はそれは誰になるのかということになります。最初にTanneyとの契約更新の情報が出たときはまだCollinsの移籍が決定的になる前だったのでもしかしたらEliのカットも有り得るのかなと思っていたのですがそんなことはありませんでした。このままこの3人で行くのかまたはロースターボーナス前にEliがカットされるのかはたまた去年のWebbのように開幕前に2年目のLaulettaがカットされるのかそれとも更新したものの結局Tanneyが出ていくことになるのか注目です。

・OBJトレードの噂
 何故か絶えません。GMが否定してそれでもまだまだ噂されるもんだからOBJ本人が怒りの(?)NYGでのハイライト集をツイートしたのに一向に絶えません。恐らくどこかのチームがNYGにトレード打診したのを面白がって一部記者が言ってるだけでしょう。もし本当なら数日以内に結果が出ると思います。

コンバイン前の会見やらチームの動きやらを幾つか
・OBJのトレードの噂についてはGettlemanがこれを強く否定。
・Collinsへのフランチャイズタグについては検討中とのこと。GettlemanはCARのGM時代にNormanにタグつけたあと解消して放出といったこともやらかしてますし、Collinsの方も現時点でロッカールームを片付けてチームメイトやスタッフに別れの挨拶を行ったなど残る気は無い様子。Earl Thomasの例もあってかタグを貼られた場合ホールドアウトも辞さないだろうとも言われていて残すにしても契約は難航しそうです。
・QBについてはShurmurはEliが戻ってくることを望んでいると発言。Gettlemanは幾らかの擁護をしてる一方でベテランQBの獲得及びトレードアップを含めた1巡でのQB指名についても特に否定せず。GettlemanはどうやらKCのSmith→Mahomesのような引き継ぎを計画しているらしくオーナーのTischも乗り気であるとのこと。それが本当なら下馬評通り1巡はQB指名になりそうです。


現時点でのコンバインで接触した選手
OL Jonah Williams  (Alabama) OL Erik McCoy (Texas A&M) OL Martez Ivey (Florida) OT Jawaan Taylor (Florida) OT Greg Little (Ole Miss) OT Oli Udoh (Elon) OT Cody Ford (Oklahoma) OT Bobby Evans (Oklahoma) OT Yodny Cajuste  (West Virginia) OT Andre Dillard (Washington)
OT David Edwards (Wisconsin)
OT Dalton Risner (Kansas) OG Dru Samia (Oklahoma) OG Chris Lindstrom (Boston) RB Dexter Williams (NotreDame) RB Miles Sanders (Penn State)
QB Dwayne Haskins (OSU)
QB Tyree Jackson (Buffalo)
QB Nick Fitzgerald (Mississippi St)
QB Daniel Jones (Duke)
QB Trace McSorley (Penn State)
QB Gardner Minshew II (WashingtonState)
QB Drew Lock (Missouri)
WR A.J. Brown (Ole Miss)
WR Hunter Renfrow (Clemson)
WR Gary Jennings (
West Virginia)
WR Riley Ridley (
Georgia )
WR Jalen Hurd (
Baylor)
WR Antoine Wesley (
TexasTech )
TE Dax Raymond (Utah)
TE Foster Moreau (LSU)
TE Irv Smith Jr (Alabama)
EDGE Rashan Gary (Michigan)
EDGE Nick Bosa (
OhioState)
EDGE Josh Allen (Kentucky)
DT Ed Oliver (
Houston)
DT Christian Wilkins (
Clemson)
LB Devin White (LSU)

LB Chase Hansen (
Utah)

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